唐津鶴城同窓会福岡支部ホームページ

2024/07/18 Update

会長挨拶

唐津鶴城同窓会福岡支部

会長     麻生 茂  唐津東高校16期(昭和47年卒)
久留米工業大学副学長・九州大学名誉教授




  唐津鶴城同窓会福岡支部会員の皆様へ

この度、第53回唐津鶴城同窓会福岡支部総会で会長に選任されました。大西俊介前会長はじめ歴代の福岡支部会長の顔ぶれを思い返すと身が引きしまる思いです。福岡支部の皆様はじめ本部、各支部の皆様におかれましてはこれまで以上のご厚情を賜れば大変幸甚に存じます。

さて、唐津鶴城同窓会福岡支部は唐津鶴城同窓会の地域同窓会という位置づけですが、地域同窓会の魅力は、出身高校を共通にしながらもこの福岡及びその近郊の地において様々な仕事に携わる同窓生がその専門分野・領域を越えてお互いにフランクに交流できることです。そこで得られる多種・多様な考え方、情報は、グローバル化が進み、多様化する日本で、世界で活躍するうえで大いに役立つものと期待されます。そしてこういった交流を通して、地域、日本、そして世界の発展に大きく貢献できると思います。また、同窓生の溌溂と活躍する姿から刺激を受けてお互いに切磋琢磨することで相互に生きる活力を分かち合えることも、もう一つの魅力だと思います。

同窓会の使命の一つに母校の発展に貢献することが謳われています。現在、我々の社会は、環境、エネルギー、資源、戦争、経済、国際関係のいずれにおいてもVUCA Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)のさなかにあり、一人一人が「答えのない問題」に取り組み、解決することが求められていると思います。これについては、母校を離れご活躍をされている本同窓会福岡支部の面々におかれましては、十分経験済みのことだと思います。一方で世界の先進国のなかで、日本の18歳は、将来の夢を持っている、自分で国や社会を変えられると思う、自分の国に解決したい社会問題がある、といった設問に関して社会への当事者意識が低いという課題があるようで、これからの若者には、一人一人が自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の造り手となることが求められています。我々同窓会の面々が必要に応じて母校の後輩にこれまで培った経験、人脈、世の中の不易と流行に対する考え方などを伝えることも本支部の使命だと思います。

唐津鶴城同窓会福岡支部の皆様におかれましては、親睦を深めていただき、本支部を有意義に活用していただくことを祈念し、本会が益々活発に活動できますようご協力を賜りますようお願い申しあげます。
 
令和4年7月