<寄稿>  戦没学徒慰霊式典 (2023.10)


福岡支部会員のみなさま

いよいよ寒さも一段と厳しさを増してきましたが、会員のみなさまにおかれましては如何お過ごしでしょうか?  お風邪などひかれないように、どうぞご自愛ください。

さて、去る 10月25日(水)10時から、唐津鶴城同窓会稲葉会長、唐津東中学高校清水校長ほか職員のみなさん、本年度当番幹事38期生の総勢約20数名が集まり、戦没勤労学徒の碑の前で慰霊式が挙行され、私も参列させていただきました。

慰霊碑は、学校の北棟(正門から入ってすぐの左側の建物)と中棟の間に建っています。

唐津中学46期(昭和20年卒)の学生3名の方が、 戦時中、勤労学徒として大村市の工場で空襲に遭い若い命を亡くされました。 その慰霊のために同期のみなさまが建てられたものです。

調べますと太平洋戦争中の勤労学徒の数は、全国で約300万人以上、そのうち約11,000名がお亡くなりになっております(正確な数字は未だに不明)。

献花の後、稲葉会長から、「同窓会として、これからも戦没学生の御霊に祈りを捧げ、末長い平和を誓います。」とのお話しがありました。



式のあとで、福岡支部50周年記念植樹した木の様子を見て来ましたが、開花の時期ではなかったので、残念ながら花を見ることはできませんでした。

みなさまも、学校へおいでの際には、慰霊碑にお参りいただき、また福岡支部の記念樹を見ていただければ幸いです。

唐津鶴城同窓会福岡支部顧問
大西俊介



閉じる